第14回 マナー編 〜最終項〜
●遅いプレーは自分も損をする
ウィークデーにゴルフする機会を得て、空いたコースで今日はたっぷりとラウンドするぞ!と張り切ってスタートし、とんでもないパーティの後続組となってしまうことがある。
ダラダラとプレーをされ、左・右に打ち込んだボールを無制限に探す無神経組がいたりする。
グリーン上でたっぷり時間をかけ、終わったらグリーン上で集まってスコアカードをつけるような人たちも・・・。
ゴルフはメンタルスポーツ。普通に歩き次のプレーに常に備えた行動(クラブを2,3本持ってラフに行く)さえあれば決して遅すぎはしない。
余裕あるショットを可能にすることを知らねばスコアーアップにつながりません。
●”パス”させるのも自分の為
遅延プレーではないが、自分たちは4人パーティ、後続は上級者の3人だとすれば、かなりスピードが違う。毎ホールのように追いつかれそうになりながら「お先にどうぞ」の一言がでない。これ幸いとパスさせて落ち着いたプレーをしよう。条文エチケットの項にもある。
初心者組はなるべくパスさせるようにしよう。
以前はパーティハンディ90内の規定もあってコースに出られない人もいたはず。
まずは上級者に前を譲ることから上達するのである。
●コースをいたわるのが真のゴルファー
ゴルフ場は微妙な生育をする”芝”や”樹木”で成り立ち、それが命だといえる。
特に、グリーン、フェアウェー、ティグランドなどはその良否によってプレー後の印象が大きく異なるものだ。
そんなコース内でターフをざっくり切り取って知らん顔、ミスしては芝をたたきつける、素振りで何度もターフを取る、グリーン上で靴をひきずるように歩く、数え上げたらきりがない・・・。間違いなく下手なプレーヤーばかりだ。
上級者はターフを元に戻して踏み、ボール跡は直し、バンカーは打った後は必ずならす。
たいした時間はかからない。コースの心を理解して上級者になろう。